TEST:一般社団法人 日本経営協会 関西本部です。
トップ >  セミナー > 【オンライン専用】大災害から学ぶBCPへの新たな視点と対応策

セミナー詳細

オンライン

【オンライン専用】大災害から学ぶBCPへの新たな視点と対応策

近年、列島では、比較的大きな地震が多発し、今後も2035年±5年、つまり2030年代に南海トラフ地震(東海、東南海、南海の三連動地震)が発生すると言われ、その後の富士山噴火も含め、企業の災害対策の強化が必須となっています。
 特にサプライチェーンを展開している企業では、広域大災害に対する備えとして、既存の危機管理やBCPの枠を拡げた対応が求められています。
 本講座では、今後起こり得る、首都直下地震、南海トラフ地震、富士山噴火に対するBCPと防災に至る広範な危機管理について解説するとともに、コロナ禍に震災が発生した場合の複合災害としての対応、リモートBCP対策本部の設えや訓練、外部から評価を受けるBCPのポイントなど実効性のあるBCP対策を解説いたします。

プログラム内容

1.巨大地震への懸念と備え
 (1) 2023年直近の地震発生
 (2) 30年以内に震度6弱以上の地震発生確率(西日本)
 (3) 南海トラフ地震を知る
 (4) 南海トラフ地震の被災予測
 (5) 関西における南海トラフ地震被災
 (6) 連続巨大災害に関する予測

2.コロナ後におけるBCPの変化
 (1) 地震に対するBCPの考え方の違い
 (2) 事業継続計画(BCP)の本質と基本原則
 (3) BCPを取り巻く環境の変化
 (4) BCPに対する外部からの要望とSDGs/CSR
 (5) 一般的な企業のリスク項目分類(外部環境)
 (6) 一般的な企業のリスク項目分類(内部環境)
 (7) リスクマネジメント、危機管理、BCPの関係
 (8) 重要度・頻度分析リスクマップ(例)
 (9) 企業のリスク項目と各BCPの影響度を考える
 (10) 各対象によるBCP策定手法の違いを理解する
 (11) 企業リソースと災害・BCPの関係
 (12) 事業継続マネジメントシステム(BCMS)の構築
 (13) BCP強化ポイント

3.複合災害対策本部と運用
 (1) 震災・複合災害時の「事務局」の役割(例)
 (2) Before:対策本部室の構成(例)
 (3) コロナ禍における複合災害対応(例.震災)
 (4) After:複合災害対策本部構成(例)
 (5) 複合災害対策本部の仕事はハイブリッド労働
 (6) コロナ禍における対策本部の運用
 (7) 複合対策本部の組織マネジメント

4.リモートBCP対策本部訓練
 (1) BCP訓練の概要
 (2) 対策本部シミュレーション訓練
 (3) 経営陣向けワークショップ訓練
 (4) リモートBCP対策本部訓練の目的
 (5) リモートBCP対策本部訓練の目標
 (6) 訓練構成(例)
 (7) 訓練実施までのマイルストン
 (8) リモートBCP対策本部「初動」訓練の概要(例)
 (9) 訓練シナリオ(例)
 (10) 訓練のプレーヤー
 (11) 訓練次第の作成(例)
 (12) リモート対策本部訓練計画書の目次(例)
 (13) 訓練で使用する報告(例)
 (14) 訓練で使用する広報発表(例)
 (15) 災対ポータルサイト(ウェブ対策本部)の活用
 (16) MS 365 SharePointによる災対ポータル構築例

5.事業影響度分析
 (1) 事業影響度分析の考え方
 (2) 事業影響度分析の実施例
 (3) 事業影響度分析の経営的視点
 演習1:事業影響度分析演習

6.BCPの内部評価方法と内部監査
 (1) BCP簡易チェック項目
 (2) BCPの評価軸と視点
 (3) BCP評価例
 (4) マネジメントシステムにおける文書構造
 (5) BCPドキュメントの構成と様式
 (6) 震災対応BCP規程の目次(例)
 (7) 新たなBCP監査手法
 (8) 評価モデルのためのプロセス設定例
 (9) 評価モデルの設定
 (10) 評価モデルを使った評価例

7.IT-BCPの検討
 (1) IT被災と企業リスク
 (2) 企業におけるIT被災の特徴
 (3) BCP対策本部組織と情シスの位置付け
 (4) BCPから見た情シスへの要求
 (5) IT-BCPとしての災害対応
 (6) データ保全(ファイルバックアップ)
 (7) システム保全:Disaster Recovery(DR)
 (8) 危機管理ITリテラシを上げる
 (9) 対策本部事務局と情シスのコミュニケーション
 (10) 有事のITとは
 (11) 情報システム部門の初動時のBCP活動
 (12) IT 環境における被災シナリオと運用(例)
 (13) 複合災害対策本部のサイバースペース化
 (14) 対策本部作業のDX化とBCP-DX

8.BCPにおける経営的視点
 (1) BCPで見逃されてきた経営視点と課題
 (2) 経営者の BCP プロセスを定義する
 (3) BCPポートフォリオの必要性
 (4) BCP情報の可視化
 (5) BCP情報を DX 化する意味
 (6) BCPイベントと経営判断フロー(例)
 (7) BCPにおける経営的 6 つの視点とは
 (8) 災害による事業影響の把握
 (9) BCP の外部評価と要請
 (10) 会社法と BCP
 (11) 物流・サプライチェーンリスクマネジメント
 (12) IT-BCP 構築
 (13) BCPにおける労務課題と安全配慮義務
 (14) 災害後の外部公表、広報の重要性

9.五連続災害とBCP
 (1) 首都直下地震から続く五連続災害とは
 (2) 南海トラフ地震(海溝型)の予測
 (3) 南海トラフ地震を知る
 (4) 気象庁の南海トラフ地震発表とキーワード
 (5) 富士山噴火BCP
 (6) 最悪のシナリオ:短期連続災害
 (7) 今から策定する連続災害対応の基本方針(案)
 (8) 物流・サプライチェーン対策(案)
 (9) 企業リソースの移転と本社機能の危険分散

10.BCPの課題と解決(案)
 (1) BCPスキル継承問題
 (2) 対策本部メンバーに求められるレジリエンス力

※上記プログラムは都合により変更になる場合がございます。
あらかじめご了承下さい。

開催日時

2023年10月31日(火)10:00~16:00

会員参加料(税込) 38,500円
一般参加料(税込) 46,200円
対象 総務部門、経営企画部門、防災ご担当者
経営幹部、CSR推進ご担当者 等
講師プロフィール

北海道大学大学院修了後、富士通株式会社入社、その後米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして、大企業、中堅企業のIT、情報セキュリティ、危機管理、震災および新型インフルエンザのBCP、クラウド・リスクマネジメントなどのコンサルティング業務を実施。
 現在、企業の危機管理、BCP、情報セキュリティ、ITインフラシステムなどコンサルティング業務を遂行。

受講要領・留意事項 〈受講要領〉
‣本セミナーは、Zoomウェビナー形式ですので、WEBカメラ・マイクはご不要です。
‣テキストは、開催の約5営業日前を目途に、お申込み時の住所宛てに郵送いたします。
‣視聴URLは、開催の約3営業日前を目途に、お申込み時のメールアドレスへ送信いたします。
 必ず、ご連絡のつく住所・メールアドレスをご記入ください。

〈留意事項〉
*視聴URLはセミナー参加者のみ利用可能とし、再配布・複数名での視聴を禁止いたします。
*著作権保護の観点から、セミナーの録音・録画や資料の複製は固くお断りいたします。
*Zoom接続環境(パソコン、有線およびWi-Fiのインターネット回線を推奨)をご準備ください。
*ネット回線・システムトラブル等による視聴の遅滞・中断等について、個別の対応や返金は
 できかねますので、ご了承ください。
*Zoomを初めて使用される方は、https://zoom.us/testであらかじめ接続テストを行ってください。

その他、よくあるご質問はこちらをご参照ください。
会場 オンライン専用(Zoomウェビナー形式)
パンフレットpdf パンフレットはこちらをクリックopen_in_new
問合せ先 企画研修グループ
電話番号 TEST:一般社団法人 日本経営協会 関西本部 
E-Mail TEST:一般社団法人 日本経営協会 関西本部