IE6は9年前の腐った牛乳を飲むようなものだ。

大阪在中のWEBデザイナー小林です。
皆さん、ホームページを見るときに使っているブラウザーは何をお使いですか?
大半の方はIE8だと思います。WEB屋はFireFoxが多いかな。
先日、IE6とIE8で表示が異なる記事 を書きましたが、
このブラウザー問題は、WEB屋にとって非常に頭の痛い存在です。
特に、頭が痛いのが 9年前にリリースされたInternetExplorer(IE)6 のサポート。
IE6をサポートするには、IE6用にCSS書いたり、PNG画像の対応を考えたりと場合によっては作業量が1.5倍程度になる事も。
以前であれば、IE6ユーザーが多かったので仕方がなかったけど、
最近はIE6ユーザーは毎月減少傾向なので作業量とIE6ユーザーのバランスを考えると非常に悩ましい。
- 2010年6月18日現在、お客様のサイトなど複数のサイトで確認するとIE6ユーザーは10~14%でした。(微妙な数値・・・。)
- GoogleはIE6サポートを辞めましたので、今後はIE6サポートを辞めるサイトが増えてくる予感。
- 当BLOGは完全にIE6はサポート外です。
とIE6サポートで頭を悩ましていたとこころMicrosoftの豪法人が、Webブラウザのアップグレードを促すキャンペーンを開始しました。
しかもキャンペーンタイトルは「IE6は9年前の腐った牛乳を飲むようなものだ」
そう、IE6の開発元のマイクロソフトでさえ、IE6を使うことは危険と言っています。
※MSもIE9開発しているときに、バグだらけ独自解釈でWEB基準に準じていない遺産を引っ張り続けるのも嫌なんだろうって面もあると思いますが。
あ~。早くIE6無くなってくれないかな~。
WEB屋からすれば、IE6はPNG画像が使えないし、CSSも無茶苦茶な解釈だし・・・・。
と愚痴りたくなりますが、
IE6をお使いの方にもデメリットも有ります。
- 最新ブラウザーに比べセキュリティーが弱い。
- 最新ブラウザーに比べJavaScript処理が遅い
- GoogleではYouTubeなどの一部サービスでサポートを2010年3月で打ち切り。
今後は打ち切りサービスが拡大されるでしょう。 - Net業界最大手のGoogleがIE6サポート終了発表されたことで、
他社もIE6サポート終了される可能性が高い。
とデメリットを書きましたが、一番注意したいのが(1)のセキュリティーです。
そう、マイクロソフトが言っている「IE6は9年前の腐った牛乳を飲むようなものだ」ってことです。
IE6がリリースされた9年前と言えば、YahooBB商用サービス開始、8Mbpsサービス開始された時代です。
当時はADSL万歳!ブロードバンドだ!と騒がれ、オールFlashサイトが出始めた時代です。
でも、9年たった2010年現在では、光ファイバーで100MBが当たり前になり、
YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトが普通に楽しめる時代です。
この9年でインターネットは大きく変わりましたが、スパイウエア・ウイルスも時代に合わせ進化しています。
いくら、マイクロソフト社がセキュリティーで問題が見つかったので修正データ配布したところで、9年前のブラウザーは9年前のままです。
セキュリティー面から考えても、IE6は使わないのがベストです。
Webブラウザー Internet Explorer8 のダウンロードはこちら から出来ます。