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2010年10月26日

ブランディングに弱い日本企業

こんにちは。WEBデザイナーの CUBES です。

やっとauもスマートフォンに本格参入でdocomo・SB・au三つ巴の戦い?
いや、来春ぐらいから三つ巴かな?
docomo・auの新機種はまだ、iPhone4に追いついていないだろう。

どこのアンドロイド携帯もiPhoneのそっくりさんインターフェイス。
アンドロイドを知らない母親に見せたら、「これがiPhoneなの」と言うだろう。
まだ、数年はAppleがスマートフォン市場を牽引していくと思います。
それは、まさにブランディングに成功したから。

ブランディング?


『戦略的ブランド・マネジメント』の著者ケビン・レーン・ケラーによれば、


「ブランディングは精神的な構造を創り出すこと、消費者が意思決定を単純化できるように、


製品・サービスについての知識を整理すること」と定義されます。

僕が思うに、AppleのiPhoneの成功には、
数年がかりの企画・努力・マーケティングの成果だと思います。

まずAppleは
2001年1月 iTunes発表・・・PCで簡単にCD(曲)を管理する事・ソフトを無償提案
2001年10月 iPod、iTunes 2発表・・・PCで管理した曲を持ち出しできる機材を提案
2001年11月 iPod日本で発売
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この時点でAppleは「精神的な構造を創り出すこと、消費者が意思決定を単純化できるように、
製品・サービスについての知識を整理」をしています。

よく2002年には
iPodの容量アップ・・・・・・・ユーザーニーズ解析の結果
Windows版iTunes発表・・・ユーザーの拡大

Windows版を出すことで一気にiPod販売数を拡大になります。
Appleはライバル?OSであるWindows版を出すところがマーケティングに優れているところでしょう。
日本のように、我が社のサービスを使いたければ「我が社の製品を買え」で無く、
「サービスを解放することで、自社ユーザー拡大」をなります。

また、iPod本体のカラーバリエーションが増えても
当初はヘッドホンが白一色だったこともマーケティングの一環だったと思っています。
「白いヘッドホンをしている=iPodユーザー」とiPodの普及率を視覚的に訴えることが出来、
「知り合いがiPodを持っていると見せて貰う」 → 「自分もほしくなる」
iPodユーザー自体が、購入者であり広告になります。

まさに、お祭りの夜店で「たこ焼き」食べている人を見ると自分も食べたくなる。たこ焼き効果!


※別にお好み焼きでも焼きトウモロコシでも良いですが・・・。

そうやって、ユーザー拡大・音楽業界でのポジションを確立し、日本では2005年にiTunesで曲データが購入できるようになります。
ユーザー数の多さからレコード会社もiTunesが無視できない販売経路のため曲を販売し出します。
このように、どんどんとユーザーニーズの解析・提案し、ユーザー利便性アップ以外に、

インターネットラジオ・ビデオ・書籍管理とユーザーを誘導し新しいサービス・アイテムを定着させます。

そして、2007年に「iPhone」の発表です。
今まで、iPodと携帯電話を持ち歩いていたユーザには、待ちに待ったアイテムです。
それまでも、ビジネス向けにスマートフォンは発売されていましたが、一部のマニア向け・ビジネス向けで普及はしませんでしたが、iPhoneはユーザフレンドリーなインターフェイスでビジネス色を払拭した提案で成功しています。
また、iTunes・iPodで7年かけて育てたマーケットが一番の武器です。

このように、iPhoneはポンっと出てきたわけでなく、
10年かけて、市場を作り・ユーザーへ提案して強靱なiブランドを作ってiPhone4発売です。
スマートフォンを余り知らない人がスマートフォンを見たら「これがiPhone」と思っていますぐらいに浸透していることがブランディングの成功例です。
僕は、これから数年はiPhoneに勝てるスマートフォンは出てこないと思っています。

このように、漠然と新しいサービス・新しいメニューを出すのではなく、
「数年後にココまでこのサービス・商品を育てたい」


自社サービス・商品に愛がないと、何をやっても成功しないと思います。

短期で成功する商品は寿命も短いです。(流行で定番になりません。


消費者ニーズを解析して、ユーザーに飽きさせないタイミングでサービス拡張し、
育てていくことがブランディングだと思います。

今日は話が長くなってしまったので、残りはまた明日。

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